年が明けて数日を白馬村の家で過ごした。
近くに住むおばちゃんに車を借りて、銭湯に行った。
服を脱いでまさにお風呂に入ろうとした時、揺れた。
脱衣所中のスマホから警報が鳴った。
おばちゃんが心配してるよと家族からLINEがあった。
おばちゃんに車を返しに行くと、
おばちゃんは、どれだけ物が落ちたかについて臨場感たっぷりに話した。
ふらりと手ぶらで白馬村に行った僕は、
帰りのバスのチケットを取っていなかった。
次の日、家族は帰ったが僕は残ることにした。
大正9年築の茅葺き屋根の家。
色々と思いめぐらせ考えるにはあまりにもうってつけの時間となった。
Comments